卒業気分

大学を卒業した。

ゼミの先生が卒業式後にゼミ生みんなに
手紙を渡した。

僕の手紙には、

「自由をこよなく愛する君は、君の自由が圧迫される
ようになった時には命を懸けて闘いなさい。」

などという事が書かれていた(涙)

その手紙の締め言葉には「そんなへヴン会えてよかった!」と
いう言葉が書かれていた。

みんな「○○に会えてよかった!」という同じ一文が最後に
書かれていたようだけど、みんな同じその一文に涙を流していた。

「会えて良かった」って言葉はよく使うようで、真面目に
使うことの少ない言葉だと思う。

だって、恥ずかしいもんね。


でも、そんな恥ずかしい言葉、回りくどくなく気持ちを
伝える言葉が言えてしまって、そして素直に伝わる
卒業式という気分は好きだ。


余談だが、式を終え、袴を着替えたゼミの女の子が
   袴を着る時は皆ノーブラが普通なんだと教えてくれた。
   そんな素直な気分、卒業式は最高さ。

heven2006-02-19



引越し準備をしている。

ただ黙々と作業するのは憂鬱になってくるので、
CDをかけながら作業している。

4年住んだ部屋だけあって思い出の品々が
次々に現れ、手を止めてしまうのだ。

それに流れてくる音楽が
殺風景に変わっていく部屋を演出し
とっても切なくなってきた。


特に大好きなビートルズの「in my life」なんて聴くと
本当にヤバイのだ・・・。


まるでカラオケビデオのようだ。

heven2006-02-18




「ライフライター」


真っ白やら真っ黒やら

真っ青やら真っ赤やら


名も無いような色の紙の上に

昨日はだらだら今日は素早くペンが動く


なるべく美しい言葉を  汚い言葉も

なるべく楽しい言葉を  つまらない言葉も

なるべく新しい言葉を  古い言葉も


キャッチーじゃなくてもいいよ
誰かに伝わらなくてもいいよ


紙がなくなるまでただペンを動かせるだけ




キャッチーって言葉が当時僕ら友達の中で流行っていて
どうしても使いたかったんだろうな・・・

「ライフライト」というのも“日常を明るくする”という意味と
“日常を書く”という意味があって、僕の詩は昨日覚えた言葉、出来事を
すぐ詩にしてしまうから、友達に「この言葉、この前の・・・」とか
触れられると恥ずかしかったりする。まだまだですねぇ〜。

heven2006-02-15



   「相槌」


好きな人がいるって?   がんばれよ、

彼女が出来たって?    よかったね、

学校が楽しいって?    いいね、

彼女と別れたって?    なんで?

学校辞めるって?     そうか、

仕事大変だって?     まあまあ、

結婚するって?      いいんじゃない、


お前はどうなのって?    う〜ん、


えっ?また話し聞いてくれって?   いいよ。


俺って・・・



この詩を今読んで思うのが、やはり僕の詩は
自分の身に起きた事を書くこと。
滑稽に自分の姿を書くこと。

一番やりたいことが出来た詩かもしれん。

heven2006-02-14



「居候」


テレビを見ても笑えない
ごはんを食べても美味しくない

真っ暗な部屋

君から預かった居候は
寝付けない僕を無視して

部屋の中を歩き回る

今日も寝不足だよ

あの日、何気ない君の口から生まれた居候

僕のどんな問いにも答えてくれない


くだらない話で何気なく君を笑わせた


僕の部屋から居候は姿を消した




ある広告制作会社の2次面接の待合室で
この詩集をポケットに忍ばせた。

そんでこの詩を読んだら「最後がいいねぇ。」とか
褒めてくれて盛り上がって通過しちゃった。
詩を受け止めてくれる会社が僕には向いている!
って詩で会社を見るおかしな時期だったな…

1st ライフライトな日々




何か」


ナニカはいつも笑ってる

ナニカはたまに怒ってる


ナニカは僕を取り巻くすべてにあらわれ

ナニカはここではないどこかに住んでいる


ナニカはなにかわからないから、

何か見に行こうかな




「詩ってなにを書けばいいんだろう?」
「自分は何を書きたいんだろう?」って思いながら書いた詩。

博○堂の面接でこの詩を面接官の前で
朗読したら、「はい、じゃあ次の質問なんですが」
って普通に流されて死ぬほど恥ずかしかったなぁ。

実は、僕、詩人なんです。


今まで作った詩集が計5冊。

日の目を見た詩も暗闇に葬った詩も
すべて公開しようと思う。


僕、詩人だからさ。


就活でお世話になった詩集、
卒論でお世話になった詩集、

これからお世話になる詩集。


詩集と共に歩んだ2年間。

うざいだろうけど、読んでやってください。


「オオタへヴン詩集クロニクル!」