〜捧げる〜という言葉。

heven2006-04-02

残された学生時間を満喫するべく
昼間の渋谷に映画を観にいった。


94年に自殺したカートコバーンの
最後の2日間を描いた「ラストデイズ」。

学生証を使えないので、一般料金の1800円も
払ったのに、最低に退屈な映画だった・・・。


27歳という若さで自殺したカートコバーンの死は、
ヘロイン中毒説や陰謀説などいろんな物議があるので
すごーく面白いテーマなのに、ただの変人、狂人の
2日間をだら〜っと見せられている感じだった。

エンドロールの最後には、

「この映画をカートコバーンに捧げる。」みたいな言葉が

出てきてすごく腹が立った。


死んだカートコバーンに捧げる前に今、生きている僕らに
監督の思いを伝えるべきだ。

故人を扱う映画は作り手の主張をすごく出してもらいたい。

何にもメッセージが無いなんて失礼だ。


でもって、今日観た「Ray(レイ)」は感動した。

「我が心のジョージア」というレイチャールズの名曲が

2時間半ある映画のさまざまな布石になっている。


監督はこの曲が好きなんだなぁ〜と感じるし、
観終わって「我が心のジョージア」を聴くと泣けてくる。


レイに捧げてなんかいない、僕らに向かって伝えている。