〜捧げる〜という言葉。
残された学生時間を満喫するべく
昼間の渋谷に映画を観にいった。
94年に自殺したカートコバーンの
最後の2日間を描いた「ラストデイズ」。
学生証を使えないので、一般料金の1800円も
払ったのに、最低に退屈な映画だった・・・。
27歳という若さで自殺したカートコバーンの死は、
ヘロイン中毒説や陰謀説などいろんな物議があるので
すごーく面白いテーマなのに、ただの変人、狂人の
2日間をだら〜っと見せられている感じだった。
エンドロールの最後には、
「この映画をカートコバーンに捧げる。」みたいな言葉が
出てきてすごく腹が立った。
死んだカートコバーンに捧げる前に今、生きている僕らに
監督の思いを伝えるべきだ。
故人を扱う映画は作り手の主張をすごく出してもらいたい。
何にもメッセージが無いなんて失礼だ。
でもって、今日観た「Ray(レイ)」は感動した。
「我が心のジョージア」というレイチャールズの名曲が
2時間半ある映画のさまざまな布石になっている。
監督はこの曲が好きなんだなぁ〜と感じるし、
観終わって「我が心のジョージア」を聴くと泣けてくる。
レイに捧げてなんかいない、僕らに向かって伝えている。